ATON JOURNAL VOL.8 | KYOTO INDIGO

2021.04.16



【 本藍染 】

ATON のインディゴは、沖縄で作られた琉球藍を水が綺麗で染色が盛んな京都にて、本藍染色を行っています。
本藍染色が生み出す自然で美しいブルーは、化学染料では生み出せない深味や渋味が複雑に重なり合う独特の色味です。

また、製品を使用し、洗濯していく途中で、縫い代や端などの色目がデ二ムのように馴染んでいくのことも本藍染の製品の特徴です。




【 工程 】

藍染液の入ったカメの中では、緑色をしていた布を取り出し、空気中の酸素で酸化させると青い色になります。

藍染の青い色は、染色を繰り返すことで色の調整をします。その回数が少ないと薄い色、回数が多いと濃い色になります。




【 琉球本藍 】

一般的な他産地の藍とは色目が異なり、琉球藍は赤みが少なく、モダンな色味を再現できるのが琉球本藍のが特徴です。
琉球藍の原料は、キツネノマゴ科の多年草植物です。刈り取った枝を水に浸漬し、色素分を抽出し、石灰を加えて激しく撹拌した後に泥藍を生成し、藍を作ります。

※ 琉球藍の産地・沖縄県本部町伊豆味(沖縄本島北部)で作られた泥藍で、琉球藍製造の唯一の国選定保存技術者、伊野波盛正氏の作った藍を使用しています。





【 藍の色の名前 】

藍の色は四十八色あると言われています。
四十八は浄土宗の四十八願(しじゅうはちがん)からきており、日本人にとってはとても縁起の良い数字です。
このような色数が多いのは、藍染が他に類を見ない染色手法で、染め重ねながら濃度を濃くしていく為です。

また、染料を作る段階で「発酵」の過程を経るという、他の植物染色とは全く異なる特徴があり、空気と光に触れることによって反応することで、初めてあの藍色が生まれます。
水や藍液のコンディション調整によって、色の影響を受け易いところも、色数が多い理由です。

今回、展開している藍染の色の名前は、『搗色(かちいろ)』で約30回ほど染めと反応を繰り返えしています。
名前の由来は、藍染めの際に藍を※搗(かつ)ことから『搗色(かちいろ)』と呼ばれています。

また、その威厳を感じさせる色合いが質実剛健を尊ぶ中世の武士たちに好まれ、「かち」の響が「勝ち」と同じことから、『勝』の字をあて『勝色 かついろ』という縁起色になったと言われています。

※ 搗つ:臼(うす)でつく。
※ 3色並んでる藍染の真ん中の色が『搗色』。





FLARED DRESS

大きく襟ぐりが開いたマキシ丈のフレアドレス。
フレアのドレープと素材の持つ品のある光沢が美しく、カジュアルなコーディネートをドレスアップしてくれます。インディゴ独特の表情ある色味が他にないドレスです。

BACK DRAPED SKIRT
ストレートシルエットのフルレングススカート。
後ろ中心にタックドレープを施し、着姿に動きの出るようにデザインを仕上げています。