ATON JOURNAL VOL.1 | SUVIN COTTON

2020.07.15



『 ここにしかないもの 』


デザインから生産のすべての過程において、“0” から “100” まで、丁寧をカタチにしたブランド、
ATON(エイトン) 。

ATON の名前の由来は A to N “あ” から “ん” まで。 つまり、原材料から仕上がりに至るまで、生産者との密なコミュニケーションを大事にしながら、目に見える生産背景できっちりとしたものづくりをしたい、という思いが込められています。

ATON の服は、一見スタンダードながら、着用したときのシルエットが美しいのが特徴。徹底的な研究で素材の特質・魅力をよく理解したうえで、デザインにおとしこんでいます。
また着心地と着姿の両軸をきちんと考えているため、美しいだけでなく、ストレスフリーな着心地も実現しています。




ATONのシグニチャー素材である "SUVIN COTTON” 馴染みある ”COTTON” の前についた ”SUVIN” とはなんだろうと思われたことはありませんか?これからATONのSUVIN COTTONが生まれるまでの話を少しご紹介します。

SUVIN COTTON(スヴィンコットン)とはインド原産の綿花で、繊維長が細く長い為、シルクのような艶と肌触りの良いのが特徴です。 その光沢の美しさからインドの宝石と言われ、インドの紡績ではスヴィンコットンを使用する際には神に祈りを捧げるといいます。

そのスヴィン綿花は、インド南部、タミル・ナードゥ州のジャングルで育まれます。その高度と緯度のおかげで、綿花に適した気候でありながら肥沃な土壌を備える、世界的にも稀な超長綿の産地であります。




ATONではその土地の限られた農家で栽培されている特別なスヴィン綿花を使用しています。
一般的に機械で刈り取られる綿花を手摘みでひとつひとつ収穫し、人の手でごみや種を取り除いていきます。
世界全体の綿花生産量の約0.1%以下の生産量で、大変希少性が高く特別な価値があります。




圧縮の工程を経た後、そこから更に手作業でごみを取り除いていきます。 そして、繊維を一本一本ほぐしながら引き揃えるコーミングを何度も行います。途方もない作業をできる限り人の手で行うことで、繊維を傷つけず、油分を損なわず、美しい『糸』が生まれます。その『糸』を日本で撚合わせや撚り増しをして、和歌山のニッターさんにて丁寧に編み上げたのが、ATONのジャージ素材です。

一般的なスヴィンコットンと比べるも、その艶や滑らかさは圧倒的で、そこからATON 独自の方法で糸を紡ぎ、生地を編み、天然繊維のすばらしさを活かした様々な商品を作り出しています。




SUVIN 60/2
2本の糸をより合わせて編たてたシルクのような光沢と滑らかな肌当たり。
スヴィンコットンの魅力をストレートに感じていただけます。




SUVIN AIR SPINING

外はカリッと中はふわっと、まるで綿菓子のような空気紡績の糸を使用。
一般的な空気紡績の素材より、発色性と光沢があり、ラフな表情感とドライなタッチが特徴です。




FRESCA PLATE
強撚糸を二本引き揃えて編むことで、シャリ感と肌離れの良さ、肉厚なのに乾きやすい特徴をもった、天然繊維ながら機能性の高い素材です。




FRESCA
強撚糸を単糸で編みたてた、生地のドレープ感が美しい素材。
さらさらの肌触りと乾きやすさは湿度が高い日にも快適な着心地です。


同じコットンとは思えないそれぞれの魅力がありますが、繊維の痛みが少なく滑らかなスヴィンコットンだからこそ、深層まで染色が届き、色落ちがしにくく美しい発色に仕上がります。
薬剤加工を行わない天然繊維は耐久面でも優れており、洗濯を繰り返してもその美しさは損なわれません。


丁寧に人の手で生み出されるものの素晴らしさを、肌で感じていただければと思います。