VOL.18 | LINEN
2024.03.02
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今回は、2024SSから展開中のエイトンオリジナル『ガーメントダイリネンサテン』より、滋賀県愛知郡愛荘町の藤居織物工場についてお話しします。
琵琶湖の東側、湖東地区にて小さな町の小さな機屋で、仲の良い藤居兄弟が麻を織っています。
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湖東地区は、現代のように空調設備が発達していない古来より、麻の産地として大きく発展しました。リネンの製織は乾燥した状態を特に嫌う為、大きな琵琶湖の湖面より湿潤な霧と、愛知川の美しい水で高温多湿な内陸性の気候で麻織物の産地として非常に適した場所なのです。
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藤居織物工場では巨大な加湿器があり、更に工場内の湿度を上げて、より織りやすくする工夫をしています。
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また、素材の組織や柄を機械に指示する織機械は、現代ではコンピューターで設計するのが主流ですが、藤居兄弟の織機は、昔ながらの方法でパンチカードで指示をし、工場内はカタカタと音のするパンチカードが常に動いています。
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(藤居兄弟)
兄の善次さんが織を担当し、弟の伸造さんが主に整経を担当しています。
このように兄弟力を合わせ、朝から晩まで年間を通し、50年間リネンを織り続けています。
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GARMENT DYED LINEN SATIN
太番手のリネンを高密度でゆっくり丁寧に織り上げた後、製品で染色する為、リネンと織組織からくる光沢感と、ほど良いハリ感とドレープ性、素材自体がしなるような動きが美しく揺れるATONオリジナル素材です。
COLOR:WHITE / OLIVE / CHARCOAL GRAY